覧古考新

時代の転換点は過ぎた後でなければ理解できませんが「文化や伝統の灯火が消えた」というニュースも枚挙にいとまがありません。形が残っていれば復刻することもできますが、作り手の念いは復刻できません。

素材と対話し、お客様と対話する

スーパーに並ぶ生鮮食品も生産者の写真やイラストが描かれたものが増えています。こういった細やかさは日本らしい特徴や文化といえます。逆に言えば、このこだわりがなければ「文化を捨てた」といっても過言ではないかもしれません。作り手の顔が見える食は安心感を増すものです。

もの言わぬ 物がもの言う もの作り

先回に引き続き、今回も株式会社エス・エフ・シーの島田会長のお話しをお楽しみください。

風の音を聞いても悟る人がいる

この言葉は経営の神様と言われた方が残した言葉の1つとして有名で、聴こうとする意識や心が大切であることを説いたと言われています。

安全で安心なお米「ピロール米」

「安心安全」という言葉を耳にする機会は多いのですが、その違いをお聞きしても正しい答えをパッと返される方は少ないようです。

私の生体水

私どもは化粧品の分野から裾野を広げ、生体に有用な商品開発にこだわっていますが、生体水について意見を交わすときに必ずつまづきます。「下痢」や「もたれ」といった現象で説明すると言葉としてはわかりますがた正しい理解はできていないようです。

例えば、自分が食べたもので自分の体がつくられることは分かっているのですが、どのタイミングで?どういう場所で?いつごろに?ということを考えて生活してるわけではありません。そんなことを考えなくても臓器が正常に機能していれば血液や生体水が適材適所に栄養を運んでくれてます。色物野菜を食べたからといって私たちの体の色が赤や緑に変わることもありません。今日食べたトマトが赤色だから私の明日の体は赤っぽいなんて考えている方はいらっしゃらないはずです。

それでも「成人の水分は約70%」という言葉だけは知っていたりします。

薬と化粧品のちがい

乾燥した子供の手足に虫さされ用のクリームをつけているお母様がいらっしゃることを聞きました。お母様は徳に悪びれた様子もなく「乾燥肌にはクリームでしょう」という感覚でつれられていたようです。

ところがこれはとんでもないことです。