こだわり

女性の自立

1983年

当時の日本は女性の社会進出が限りなく少ない時代でした。女性は専業主婦が多く家族を守るのが主婦の役目でした。子供を産み育てるのは母親。ところがその当時の母親は家の中にいることが多いために社会経験が乏しく、そのために「自分の生き方」を持てなかった人が大勢いました。自分の生き方を持てない母親はいつしか自分の夢を子供に押しつけるようになってしまいました。

子供は親の後ろ姿を見て育ちます。育てる母親が自分の生き方を持たないと、その子供が正しく育つことは不可能です。小野田寛朗氏はその著書で「親は子供の鏡だというが、鏡は枠がしっかりしていないと割れやすい。」と述べられている通りです。私たちは化粧品の仕事を通じて、人と人の触れ合いによって「自分の生き方」を見つける学びを始めました。

「女性の自立」は何であるか?

生き方に教科書はありません。各々が自分で生き方を探し求め、見つけ、それを貫くことで、「自分」という「個」が確立されていったのです。

企業理念

1995年

“個と全体の調和”をテーマとした「ときめき響奏倶楽部」の企業理念を立ち上げました。理念に賛同し参加された女性は「自分の生き方」を持っていました。「自分」を持った人たちは、他人と調和する能力を持っています。自己主張や迎合ではなくオーケストラの音色のように、見事な調和で個々が一つになるのです。「全体」の中に色とりどりの個々があるとも言えます。一人一人のときめきが、響き奏で美しい調和(ハーモニー)をかもしだします。


こだわり

2013年

時代は変わり、女性も社会参加が当たり前の時代です。経済発展の時代から「心豊かに生きたい」と願う成熟した時代です。「心豊かに生きたい」と思えることは自分の生き方を持った「こだわり人」だけが感じることです。

ときめき響奏倶楽部のこだわりとは何だと思いますか?

ときめき響奏倶楽部は一般的な「こだわり商品」を紹介する場ではありません。私たちが考えるこだわりとは、必ず人間が中心にあります。「物」や「事」が生まれるには、必ずそれを作った「人間の考え方」があるからです。作り手の心や考え方から開発物語が生まれ、そこにあつい念いの息吹を吹き込むことで、素晴らしい商品や作品が生まれてきます。物にお金を出すだけでなく、作り手の考え方・価値観にお金を支払えることを大切にしたいと考えています。


いどばた会議場

こだわりを持った「こだわり人」で構成され、「こだわりの逸品」をご紹介し、「こだわり人」自身のこだわりを紹介し合える情報交流の場です。

昔の女性は子供をおんぶしながら共同井戸に集まり、炊事や洗濯をしていました。井戸の周りで洗い物をしながら、子育ての仕方や、人とのつきあい方などの情報交換を行っていたそうです。「いどばた会議場」はこだわりをテーマに、こだわり人とともに作り上げていきたいと思っています。

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